小さなTシャツに便利なカスタムラバーダイ誕生

最近，PoriTape同社は、Tシャツの印刷加工が可能なラバーモデル「PolyFlex」を発売した。このゴム型は伸縮性が強く、丈夫で耐久性があり、パターンを製版する必要がないため、少量のカスタマイズ加工に応用できる。

「PolyFlex」は4層構造のゴム型、末端のPET接着フィルムにはポリウレタンという捺染接着材が付着している。このゴムダイをTシャツの上に置き、160度前後の高温で17秒間加圧し、接着剤によりポリウレタン染料をTシャツに固定した。

この技術は綿、ポリエステル、ナイロンなどの生地に適用でき、またこれを基礎として、防水生地などの多種の製品を開発することができる。会社が販売しているのは主にゴム型であるため、ユーザーは自分で図案彫刻設備を用意する必要がある。しかし、現在、同社は顧客にOEM工場を紹介するサービスを提供している。PoriTapeはドイツ企業で、製品はドイツで生産されている。現在、この技術はドイツでサッカーユニフォームの捺染加工分野に応用されている。この技術の突破は紡績界に大きな変化をもたらすと信じている。