インドネシアとオーストラリアが自由貿易協定に調印

ロイター通信によると、インドネシアとオーストラリアは現地時間3月4日、包括的な経済パートナーシップ協定に署名し、両国のほぼすべての関税を撤廃し、貿易、投資などでの両国の協力推進に力を入れている。

インドネシアのルキタ貿易相（Enggartiasto Lukita）とオーストラリアのバーミンガム貿易相（Simon Birmingham）は現地時間の月曜日午前、ジャカルタのホテルでこの協定に署名した。

協定によると、オーストラリアはインドネシアからの輸入品の関税を全面的に撤廃し、インドネシアは徐々に94%のオーストラリアからの輸入品の関税を撤廃する。双方の共同声明は、「協定締結後、インドネシアとオーストラリアはこの協定の議会承認手続きを推進し続け、両国経済がこの協定から恩恵を受けることができるようにする」と述べた。

ブルームバーグ通信によると、インドネシアとオーストラリアはいずれも今回の協定の締結を貿易関係を強化するための最良の機会と見なしている。現在、インドネシアはオーストラリアの14番目の貿易パートナーにすぎない。実際、インドネシアとオーストラリアは2010年からこの自由貿易協定について交渉を開始しているが、両国間の時々の外交的緊張関係が交渉の進展を遅らせている。

ブルームバーグ通信によると、オーストラリアのモリソン首相、インドネシアのゾコ・ヴィド大統領が大統領選の圧力に直面していることを受け、両国は最終的に貿易協定に合意し、それを自分の大統領選のために支持を勝ち取りたいとしている。